京都駅から約15分四条通りの繁華街、新京極を北に向かって歩くこと5分。右側を見るといきなり昭和にタイムスリップしたような店構え。
ここが京都人にはおなじみ昭和レトロの名店「新京極スタンド」♪
雰囲気ありますね。最近では昭和風にデザインされたインテリアのお店も増えていますが、「スタンド」は開店したのが昭和2年ですから今年で89年!本物の昭和がそこにあります。
では店内に入ってみましょう。
入ってすぐに目につくのが開店以来ずっと使われているこのレジスター。もちろん今も現役で活躍しています。
店内右にはUの字型のカウンターになっています。
そして左側はテーブル席が4つ並びます。
壁のポスターもまるっきりの昭和です。
メニューはなんと130種類以上お刺身や煮もの鴨ロースや鍋物の和食メニュー、オムライスやカレーライスとんかつやサラダの洋食メニュー、ラーメンやシューマイ揚げそばに春巻きやチャーハンなどの中華メニュー。
そしてお昼の定食と至れり尽くせりですべてのジャンルが網羅されてるのも嬉しいところです。
客層も修学旅行の中学生から昼飲みおやじまで幅広く、有名人の来店が多いのも特徴です。それだけ知名度が高いのでしょうね。
以前訪れたときは昼間からぐいぐいやっている人がいるなとふと見れば、某有名直木賞作家だったり。
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テーブル席でやけに騒いでいる人たちが某有名演歌歌手であったりタイミングが良ければそんな有名人と遭遇することもありますよ。
そして今回の注文した品々はこちら。
「きずし」
関西以外のお住まいの方はきずし?と思われるでしょうが京都ではしめさばのことをきずしと言います。しめさばがお好きな方は覚えておいた方がいいかも知れませんね。
好物だったので最後のふたきれになるまで写真を撮り忘れてました(笑)
そして続いてこちら。
「たこ天」
天つゆではなく塩とからしで提供されます。たこも柔らかく美味しく頂きました。
三品めは。
「ハムカツ」
これも「スタンド」でのおすすめのひとつ。ハムカツは高級なハムよりごく普通のハムの方が断然美味しいですが、ここのハムカツはまさに昔なつかしのハムカツ。サクサクして甘めのソースとぴったりのお味です。
そしてトリに注文したのがこちら。
「うなぎの柳川鍋」
柳川鍋は通常どじょうを使いますがここはうなぎを使用しています。うなぎにごぼうに溶き卵!もうなんの文句もありません。
店内には訪れた有名人のサインが至るところに貼られています。
椎名誠さんのエッセイにも登場し、グラフィックデザイナーの太田和彦さんも著書の中で紹介されている有名店。
本物の昭和レトロが味わえる「スタンド」京都にお越しの際は是非おすすめしたい名店です。