スーツにリュックはアリかナシかを極私的に考察してみた♪
ビジネスシーンでのドレスコードも多様化し、最近ではスーツにリュックという姿も当たり前のように見られるようになりましたね。
またその需要が増えるにしたがって各ブランドからも、ビジネスリュックが数多く販売されるようになりました。
そしてそうなると必ず起こってくるのがスーツにリュック「肯定派」と「否定派」の論戦です。
この点についてはてなブログにおいてずっと以前からお付き合いをさせて頂いている「千日のブログ 家と住宅ローンのはてなに答える」を運営されている千日太郎さん(id:sennich)も非常に鋭い考察をされています。
そこで今回は私も極私的に考察してみることにしました。一方的に論じるのではなく肯定派否定派双方の意見をご紹介した上で私の個人的見解を述べてみたいと思います。
スーツにリュック肯定派の意見は?
2014年頃から増えだしたと言われるスーツにリュックという通勤スタイルですが、肯定派と否定派それぞれに意見は当然ながらあるようですね。
まずは肯定派はどのような理由でスーツにリュックを合わせているのかをご紹介すると。
楽だから
もうこれはリュックを語る上で必ずと言ってもいいくらい出てくるワードですね。ノートパソコンやタブレットを持って外出する機会が増え、荷物が多くなると手に持つよりも肩に背負った方が当然楽ですよね。
両手が空いて便利だから
これも楽だからに通じる理由ですが両手が空いていた方が、スマホ操作始めいろんなシーンで便利なことは間違いないですね。
スーツにリュックスタイルが増えて来たから
これもよく言われる理由のひとつです。周りに増えて来たので違和感を与えることなくリュックを使用出来るようになりましたね。
またひと昔前よりもビジネスシーンがカジュアル化したこともこのスタイルの増加に拍車をかけたように思います。
スーツにリュック否定派の意見は?
一方でスーツにリュックなんてとんでもない!と否定する方々も決して少なくありません。ここではその代表的な意見を見て行きましょう!
スーツとうフォーマルなスタイルをリュックでカジュアルダウンする意味が分からない
これは否定派から出てくる意見としては当然だと思います。
本来フォーマルなスーツをカジュアルアイテムであるリュックを合わせることに違和感を覚えるのは意見としては間違ってはいないですね。
学生ならいいが社会人としてマナーに欠ける
身だしなみは社会人として重要なマナーのひとつです。例えば営業先にリュック姿で訪問するのはマナーとしていかがなものか?
そのような意見も多く聞かれますね。
ジャケットの生地が傷む
毎日リュックを背負っていたらジャケットの生地は確実に傷むのは仕方ないですね。
普段着なら洗濯したり気軽に買い替えたり出来ますが、スーツはそんなにしょっ中クリーニングに出すことも出来ないですね。
これもスーツを大切に着ている人から見ればとんでもないことだと言えると思います。
そこで双方の意見を踏まえた上で極私的考察を!
肯定派と否定派(こう書くと何か超常現象のようでですが 笑)双方の意見をご紹介しましたが個人的好みの問題もあり、また年代が上になるにつれて否定派が多いという事実もあります。
何を着て何を身につけるのか。それは当然ながら個人の自由で他人が口を挟むことではありませんが、私の個人的考察でスーツにリュックはアリかナシか結論から先に言えば・・・?
ナシ!絶対にナシ!もうナシに決まってるだろうがぁ!
スーツの素材やシルエットはリュックを背負うことを想定されていない
肯定派の楽だからという意見については真っ向からこれを否定したいですね。百歩・・・いや一万歩譲って20代の若い世代のスーツにリュックはまだ良しとしても30代以上の大人世代は楽というだけでファッションを捉えるのはやめるべきだと思いますね。
いくら各ブランドがスーツに合うデザインのリュックを販売しても、大人世代はやはりトラディショナルを大切にしたいですね。
もちろん腰や足その他体に病気や怪我を抱えておられる方が、負担軽減のためにリュックをチョイスするのは当然だと思います。
しかしそうでないならスーツというフォーマルなスタイルのシルエットを台無しにするようなリュックはいただけませんね。
ファッションは合理性だけを追求していたら無味乾燥したものなってしまいがちです。ココ・シャネルも「崩すには第一に礼儀正しい基礎がなくてはならない」と言っていますよ。
リュックがスーツにかける負担は想像以上のものがあります
また専門家に言わせるとスーツを痛める大きな原因のひとつである「摩擦」!
リュックを背負うことによって摩擦が生じ生地が薄くなったり毛玉を発生させる元になります。
特にテーラードジャケットは特殊な縫製によって作られているので、日常の動作でも型崩れやシワになりやすいところをリュックを背負うとそれを助長することになってしまいます。
これではスーツの基本である清潔感が損なわれてしまいますね。
そして生地を痛めるのはジャケットだけではなくスラックスも同様です。腰の裏の部分にリュックが当たるとそこにも摩擦が生じ生地を痛め毛玉の原因になります。
ビジネスパーソンとしてスーツスタイルを戦略的に考え、スーツを大切に長持ちさせたいならリュックはやめるべきですね。
極論すればスーツを痛めるためのアイテム!それがリュックということになります。
まとめ
ここまで極私的考察をして来ましたが、まだ「そんなことを言うのは日本だけで欧米では受け入れられているスタイルだ」とおっしゃる方もおられますね。
またそういった内容の記事を目にすることがありますが、残念ながら欧米では日本とは逆に若い世代にスーツにリュックは否定派が多いのはまぎれもない事実です。
見た目の印象はとても大切ですね。ビジネスシーンでスマートな着こなしを演出するにはリュックはNGであることを認識しておくことも大切ですね!