ビジネススーツはフォーマルと違って、少し遊びの要素を入れるのを許されます。しかしそうは言っても今流行の細身のスーツも、度が過ぎれば見苦しく映ります。
ビジネススーツはあくまで仕事をする上での服ですから、清潔感を持って正統にキメたいですね。
そこで一番大切なのはサイズ感!これはもう洋服選びの基本中の基本です。
特に大人世代は周りに影響されて、スーツや靴に流行を追う前に適正なサイズを知ること!これが着こなしの第一歩です。
シャツの襟はジャケットの後ろ襟から2cm
一時期「クラシコ・イタリア」が流行したときは、台襟の高いシャツが人気でしたが大人世代はやはり「クラシック」を選びたいですね。
シャツは後ろ襟から2cm程度のものを選びましょう。
大人は装飾華美より正統派!「無理してる感」は禁物です。
チーフは胸ポケットから1.5cm覗かせる
チーフはスーツ姿に清潔感を際立たせてくれます。
フォーマルなら上のようなスリーーピークスがおしゃれ感がありますが、ビジネスシーンでは下のTVフォールドでシャツと色を合わせて使いましょう。
シャツの袖はジャケットから1.5~2cm程度覗かせる
袖口から出るカフスの幅は、時代やデザインも変化が見られないところです。
両手を下げた状態で1.5~2cm覗く長さが理想的です。シャツの袖がまったく見えないのはジャケットがオーバーサイズに見えるのでくれぐれも注意して下さい。
ジャケットの着丈はヒップが隠れるところから2cm上
袖口と違って着丈は時代によって変化しやすいところです。
しかしここでも大人世代はクラシックを貫きましょう!
ヒップが隠れるところから2cm上がシルエットをスッキリと見せてくれます。
パンツの折り返しは4cm
パンツの裾の折り返しも時代によって変化します。定番は4cm!まっすぐ立ってソックスが見えないくらいに。
立った時点でソックスが見えると、椅子に座ったときまくり上がってだらしなく見えるので要注意です。
ビジネススーツの基本はあくまで清潔感!
5つのポイントを意識するだけで、着こなしは必ず変わります。仕事着だからと無造作に着ることなく意識を少しだけ高く持つことで「艶」とかもし出す。これは大人の男の特権ですね。
そしてスーツと言えばもうひとつ大切なのがネクタイ!
ネクタイは基本的に5つの柄だけおさえておきましょう。
ソリッド
いわゆる無地のネクタイ。どんな柄にも合う基本にして王道ですね。
ネイビーやブラウンのネクタイにブルーのシャツは鉄板の組み合わせ!一本持っていればどんなスーツやシャツにも合わせやすいので便利なアイテムです。
ただしよく政治家の皆さんがされている、鮮やかな赤のソリッドタイだけは野暮ったいので避けましょう。
ストライプ
これもポピュラーな柄ですがストライプの幅が大きいタイプは、カジュアルな印象なので仕事では細いものを!
また使われているカラーはできるだけ少ないものをチョイスするのが無難です。
ドット
水玉柄のネクタイですね。ストライプよりも身に付けている方は少ないですが、コーディネートはドットの方がしやすいと言えます。
仕事用はドットの小さいものを!
小紋
小紋は規則的に入っているものと不規則に入っていいるものがありますが、仕事用は規則的で柄の小さいものを選ぶと失敗しにくいですね。
チェック
グレンチェックやギンガムチェックなどがありますね。
チェックはカジュアルな印象になりやすいので使われているカラーがが少なく、メインのカラーが他のカラーよりも大きいものを!
そしてネクタイをよりスタイリッシュに仕上げるために、結び目にくぼみつまりディンプルを作りましょう。
全体のシルエットがディンプルによって、引き締まったイメージになります。
スーツは着ているだけで、イメージが3割アップすると言われています。着こなしに大人のこなし感を演出してミドルエイジこそのイメージアップにチャレンジしましょう!