「共感」とは?意味を調べてみると辞書にはこう書いてあります。
他人の考え、主張にまったくそうだと感ずること。
その気持。同感。
つまり相手目線でものを考えるということになりますね。
精神科医であり臨床心理士でもある和田秀樹氏も、現代精神分析でもっとも重要視されているのはこの「共感力」である言っておられます。
つまり観察手段としての共感ですが、一般的にも普段の生活やビジネスシーンでのコミュニケーションにおいて「共感力」がある方が対人関係を高めることは間違いないようですね。
「共感力」を得ることの大きなメリットはふたつ。
自分の感情をコントロール出来る。
それによって自己満足だけで理解を得られない言動が回避される。
自分の感情に振り回されず、共感することでコミュニケーション能力はアップするということになりますね。
例えば初対面の相手と話しているときなど、出身地や出身校が同じだと分かると親近感が増しますがこれが共感ポイントとしてその後の関係に影響を与えることはよくあることです。
相手目線で共感することで話しを聞いて貰えますが、共感が充分に伝わらないと聞く耳を持ってくれないこともあり得ます。
伝えたいなら共感すること!これが大事なポイントになりますね。要するに「共感力」とは基本的に相手の立場に身をおくということですね。
コミュニケーション能力を高める「共感力」を得るためには4つのポイントを意識することから始めましょう。
思考を理解し近づける
相手の話しに真摯に耳をかたむけ話の内容を理解し、決して対立しないことが大切です。
うなずきながら相手の言葉を繰り返したり、言い換えたりすることで相手も真剣に話すようになり、その思考に近づいて行くことが出来るようになります。
否定や反論は決してしないことで相手と思考が共感出来るようになります。
相手の感情を想像し近づける
相手の感情の変化はなかなか気づきにくいことですが、それには想像力を働かせることですね。
その想像を相手に聞くことによって背景を確認することが出来ます。
そこでその背景から来る感情を想像し、相手と同じ感情に浸ってみることが大切になります。
口調や言葉、表情から相手の感情を推測し読み取とることによって感情を共感しやすくなります。
行動を近づけるために相手の呼吸に注意をはらう
人間の行動は毎日決まったものから、そうでないものまで幾通りもあります。これを近づけるのは不可能に近いですね。
そこで相手の呼吸に注意してみましょう。例えば眠っている人を起こさないようにするには寝息に自分の呼吸を合わせると効果があるそうです。
「息が合う」という言葉があるように、呼吸が合うと相手の気分や感覚が理解出来ると言われています。
息を合わせ行動を読むことも重要なポイントになります。
生活パターンを理解する
生活パターンは人それぞれなので理解することは非常に難しいですね。ただそれでも大まかなパターンを知ることは出来ます。
今はビジネスでもプライベートでもメールのやり取りを頻繁に行っている方も多いですね。
そこで一定の時間にメールを送っていると、相手の返信の傾向が分かって来ますね。
その傾向が分かったた相手はその時間ならメール出来る時間だと言うことになります。
生活パターンが出来上がっている人にはその時間に合わせてメールを送れば、相手にマッチした時間にスムーズにやり取りが出来るようになり共感を得ることに繋がります。
「共感力」が高まると対人関係はそれまでよりも必ず良くなります。相手の自己愛を満たすことで安心感を与え円滑に進むようになります。
対人関係が円滑になれば自分への評価も高めることにもなります。意識して実践していきたいことですね。
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