4257安打だけじゃない!イチローがメジャーで達成した凄すぎる7つの記録♪
マーリンズのイチローが遂に日米通算安打数でピート・ローズを抜きました。ただ「日米通算」という部分において、日本とアメリカでの評価に温度差があるのは予想されていたことで、イチロー自身も記者会見ではそのような発言をしていましたね。
殿堂入りは間違いないのはピート・ローズも断言していましたが、イチローには通算安打数だけではなく、もう誰もケチのつけようのない素晴らしい数々の記録を残しています。
これらの記録を見てみると改めてイチローがいかに凄い選手なのかが実感出来ます。まず誰もが思い浮かぶのがこの記録ですね!
1シーズン262安打!
2004年それまで84年間破られていなかったジョージ・シスラーの記録を5本上回る262安打のメジャー記録を達成!
しかしこの記録もまたシスラーが257本のヒットを打った1920年は年間154試合、イチローが記録を達成したのが160試合目であることから、疑問視する声が上がりましたがメジャー平均打率が.250という投高打低の時代。
そして打者に不利とされるセーフコ・フィールドをホームにしていることなど、やはり不滅の大記録であることは疑いのないことですね。
この年マリナーズは地区最下位に終わりましたが、イチローの個人成績はもう神がかり的と言ってもいいくらいで。
年間最多安打更新に加え打率.372で二度目の首位打者を獲得、その他得点圏打率、得点圏出塁率、2死得点圏打率、2死得点圏出塁率。
走者あり打率、走者あり出塁率、対左投手打率、敬遠数、出塁数でリーグトップ。
そして262安打の影に隠れていますが、メジャー史上初の月間50安打を3度達成!
イチローのメジャーキャリアの中で最も輝きを放った1年であったと言えそうですね。ちなみにこの記録はギネス世界記録として認定されています。
10年連続シーズン200安打!
通算10回のシーズン200安打はピート・ローズも記録していますが、10年連続200安打はメジャー初の快挙です。
10年間メジャーでレギュラーの座をキープするだけでも凄いことですが、大きな怪我もなく10年連続で毎年200本のヒットを打ち続ける・・・もう凄いとしか言いようがありません!
そしてもうひとつの大記録!この年イチローは214本のヒットを放ち、通算8度目の年間210安打を達成。これもタイ・カップの7度を86年ぶりに更新!メジャー新記録になりました。
そしてこれもまたギネス世界記録に認定されています。
10年連続「ゴールド・グラブ」獲得!
1957年「ローリングス社」によって創設された卓越した守備力を持った選手を表彰する制度。
各チームの監督コーチの投票によって行われるこの賞を、10年連続で獲得しているんですからいかに他チームからの評価が高いかよく分かります。
特にマリナーズ時代はイチローの守るライトは「エリア51」と呼ばれ、セーフコ・フィールドのライトは正に鉄壁でした。
そしてイチローの守備と言えば何と言ってもその強肩!今ではお馴染みになった「レーザービーム」と言う言葉もイチローの見事な捕殺によって生まれました。
インタビューでイチロー自身投げる際に、指を滑らせボールに回転を与えることによって空気抵抗をより少なくしているそうですがいつ見てもシビレますね。
ルーキーイヤーに6つのタイトル獲得!
日本であれだけの活躍をしてメジャー移籍した訳ですから、厳密に言えば一般的なルーキーと言えないかも知れないですが、移籍初年としての成績は凄まじいものがありました。
MVP
新人王
1年目でこの成績はアメリカのファンも驚いたことでしょうね。
このうちルーキーのMVP獲得は史上初、ゴールドグラブ賞とそれに対して優れた打者へ与えられるシルバースラッガー賞の同時獲得も史上初!
またこの年のオールスターでは337万票で最多得票、これは日本からの68万票を差し引いてもその年の最多得票です!
開幕から3ヶ月でもうアメリカのファンの心を掴んでいたんですね。
4シーズン連続最多安打!
1930年、254安打を打ちジョージ・シスラーの記録にあと3本まで迫り、打率4割を達成した名選手ビル・テリー。
そのテリーの記録を2004から2007まで連続4シーズン最多安打で75年ぶりに更新!まさにメジャーの歴史を変えた選手と言っても過言ではないですね。
事実殿堂入りした往年の名選手、フランク・ロビンソン、レジー・ジャクソン、リッチ・ゴッセージ、ポール・モリターなどみんながイチローの殿堂入りを支持しています。
また2011年に殿堂入りしたロベルト・アロマーは「イチローに野球殿堂で待っていると伝えてほしい」と語ったそうです。
オールスター史上初のランニング・ホームラン!
2007年、サンフランシスコのインサイド・パークで開催されたオールスターゲームにおいて、2打数2安打でむかえた3打席目オールスター史上初のランニング・ホームランを打ち見事MVPを獲得!
某サッカー選手が以前第2回WBCでのイチローのセリフを真似て「持ってる」と自らを表現していましたが、大舞台に強いイチローこそが「持ってる」選手ですね。
これもまたまたギネス世界記録として認定されています。
Best Toolsで7部門でトップに輝く!
アメリカの野球雑誌「ベースボール・アメリカ」でメジャー30球団の監督が、様々な部門のトップを選出する「Best Tools」。
そこでイチローは2003年「ベスト・ヒッター」「ベスト・バンター」「ベスト・ベースランナー」「最速ベースランナー」「ベスト・外野手」「ベスト・強肩外野手」「最もエキサイティングな選手」7部門でトップ!
その後もこの賞の常連でイチローがメジャーの監督たちに、いかに走攻守揃ったプレイヤーであるかが評価されているのかがよく分かりますね。
そのほかにも得点圏打率.333(日本では.365)、トップバッターとしては異例のシーズン最多敬遠3回、シーズン守備率.998などなど・・・。
こうして見てみるともうあ然とするしかないような凄い成績ですね。
今年は是非メジャー3000千本安打を達成して来年には殿堂入りして貰いたいものです。
それにしても凄すぎる!