ジョニー・デップ主演の大ヒットシリーズの第五弾「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」!
マット・デイモンの「ジェイソン・ボーン」シリーズと並んで大好きな作品です。このシリーズのいいところはアメリカ映画らしく、小難しいメッセージ性など一切無視!ただ楽しませてやろうというエンタテインメントに徹しているところですね。
そして何と言ってもシリーズを彩る登場人物のキャラクター造形の素晴らしさでしょうね。特にジョニー・デップの当たり役、主人公ジャック・スパロウのおとぼけキャラ!
大酒飲みで皮肉屋ですぐ敵に捕らえられてしまうという、およそ海賊映画の主人公とは思えないようなキャラがこの作品の成功の大きな要因ですね。
こんなことを言われるくらいの天然おとぼけっぷりは、この作品でも遺憾なく発揮しております。
作品自体はよく知られているので、ストーリーや見どころなどは割愛するとして今回の目玉はやはり4DX!
今話題のアトラクションシアターを初めて体験して来ましたが、好き嫌いは別にしてやっぱり凄かったのでその感想を!
そもそも4DXとは?
4DXとは最新の体感型映画上映システム。モーションシートが映画のシーンに完全にマッチした形で、前後と上下左右に動きその衝撃を再現。
さらに嵐のシーンでは水が降り、風が吹きつけ雷鳴に劇場全体がフラッシュする他に、映画のシーンを感情的に盛り上げる香りや、臨場感を演出する煙など。
様々なエモーショナルな特殊効果で目で見るだけの映画から、体全体で楽しむ映画鑑賞へと魅力的に転換します。
シネプレックスより抜粋
そしてやって来ましたまたまたアクアシティー!
まさかこんなことはないやろ・・・。と思いつつエスカレーターを下ると。
おお!ジャック・スパロウのお出迎え!ご苦労さんと言いながらチケットを買ってシアターへ。
場内にはこのような椅子が設置されております。見た目も普通の椅子よりも豪華ですが、座り心地もまるで飛行機のビジネスクラスのようなゆったり感!
椅子の位置が高いので身長180cmの私が座っても窮屈感ゼロ!
4DXに対する予備知識はなしだったので「なかなか座り心地いいやん」などと何も考えず余裕をぶっこいてましたが、その後の衝撃たるや・・・。
3Dメガネをかけていざ上映開始と身構えたその直後!
いきなり椅子が揺れる!
事前に調べもせず深く考えもせず心の準備もせず、ほとんど三せず状態で臨んだ4DXでしたが、この椅子の揺れの大きさにはビックリ!
衝撃に中でもわずかに残った理性が「ここは映画館だ!」と脳内発信してくれたおかげで、声を上げずにすみましたがこれが屋外だったらもう間違いなく「うわ~っ」と叫んでいたでしょうね。
上の写真くらいは確実に揺れます。前後左右に揺れまくります。普段テーマパークに行っていろんなアトラクションを経験している方は平気かも知れませんが、もう10年以上経験のない私は正直行ってビックリしましたね。
海のシーンでは水が降ってくる!
これもまったくの予想外の出来事でしたね。大海原を船が水しぶきを上げて進むシーンでいきなり3Dメガネに水しぶきが!
「何これ???」その後も同じようなシーンのたびに水か容赦なく水がかかります。最初はビックリしていただけでしたが、いい加減何度も繰り返されると「もう水はええねん!」 と腹立たしくなって水のスイッチオフ!・・・事前調査はしておくもんだ。
後頭部が熱い!
主人公ジャック・スパロウの背後で火が煌々と燃えているシーンでは、後頭部周辺に何やら熱気が!しかも徐々に温度は上がり「そこまでやるかぁ」。
その他女性が出てくるシーンではほのかにいい香りがしたり、スモークが出たり盛りだくさんの2時間ではありました。
ただ物事には向き不向きがあるように、4DXもこれは合わないだろうなと思う人がいますね。
こんな人は4DXには向かない!
一般上映を観た方が無難ですよと言ってあげたいタイプの人とはどんな人でしょうか?
乗り物酔いをする人
これはもう絶対に無理ですね。作品にもよるのでしょうがスクリーンに合わせてかなり揺れます。そのシーンが長いとその分揺れる時間も長くなります。
まさか酔い止めの薬を飲んでまで観ようとする人はいないとは思いますが、上映中に気分が悪くなってトイレに駆け込む可能性大なのでまずやめておいた方が無難ですね。
水に濡れたくない人
水に濡れたくない理由は人それぞれありますね。女性なら髪が濡れたりメイクが落ちてしまうなどの危険性があります。
男性はスーツが濡れてしまったり、薄毛隠しのため髪に粉をふっている方など顔に黒い液体が垂れて場内が明るくなった途端、周りを爆笑の渦に巻き込む危険性も考えられますよ。
個人的にははっきり言って水は迷惑でしたね。水の量もミストなんて生易しいものではなく結構な勢い!
スイッチをオフにすれば?と思うでしょうがその考えはあまい!自分の席のスイッチをオフにしても両隣りがオフにしない限り無遠慮に水が襲って来ます。
水に濡れるアトラクションに参加するような、心がけで臨む必要ありですね。
飲んだり食べたりしながら観たい人
これはタイミングが難しいですね。少し気を緩めると飲み物が飛び散る危険をはらんでいます。
特にビールだと自分も周りも悲惨なことになりますね。
このような方々はおやめになった方がいいと思います。
まとめ
今回初めての経験でしたが正直事前にもう少し、4DXとはどのようなものか調べてから行くべきでしたね。
予期しないことが次々と起こって、映像に集中しにくいところがありました。どんな映画もじっくりと観たいと思う映画ファンもたくさんおられます。
また映像を体感することに果たしてどんな意味があるのか?そんなことも少し考えてしまいました。
そうは言っても一度は体験するのはありだと思いますよ。観終わった後の話しのネタにもなりますね。
ただリピーターが続出するかと言えば疑問符をつけざる負えません。ここで揺れるここで水がなど、分かっているので面白みが半減するように思います。
ちなみに料金は通常料金にプラス1000円ですが、これを高いと思うのか安いと思うのか・・・それはあなた次第です!