最近街を歩いているとスーツにリュックを背負ったビジネスマンが多くなりましたね、しかしその姿を見るたびに正直いつも「う~ん」と唸ってしまいます。
「ノース・フェイス」や「コロンビア」など高級アウトドアブランドのリュックは、若い世代のストリートファッションの一部になってはいますが、ビジネスシーンで使用するタイプではないですね。
おそらく「楽だから」というのが理由だと推測されますが、大人の男の身だしなみは「楽」に逃げてはいけません!
ココ・シャネルも「崩すのにはまず第一に礼儀正しい基礎がなければならない」と言っています。
いくら楽だからと言っても、やはりビジネスシーンでの服装はベーシックをきちんと守りたいですね。
ひと口にビジネスバッグと言っても、今では様々な形状のバッグがあります。代表的なものとしては?
ブリーフケース
ビジネスバッグに一番多く見られるのがブリーフケース。その名の通り書類を入れるバッグで革の手提げタイプが主流です。
一般的には別のものだと考えられがちですが、アタッシェケースや山型で上部を金具で留めるダレスバッグもブリーフケースの種類のひとつとされています。
トートバッグ
トートとは英語の俗語で「運ぶ」と言う意味があり、アメリカのアウトドアブランド「L.L.Bean」が氷を運搬するために開発したバッグの形状。
レザーからナイロンやキャンパス地など、素材も豊富で最近はビジネスマンも持つ人が増えて来ましたね。幅広いコーデに合う形状ですがビジネスシーンでは、カジュアルなイメージを与えるので素材選びには注意したいですね。
ショルダーバッグ
ブリーフケースにショルダーストラップを付けたものも多く、手提げで長時間歩くのが負担になるときなど便利なアイテムですね。
ただドレスコードのない職場が増えて、愛用者が多くなりましたがジャケパンスタイルなど、カジュアルには幅広く対応出来ますがカチッとしたスーツ合わせるには、デザインを慎重にチョイスする必要があります。
ビジネスバッグの基本カラーはやはり黒ですが、革製品のカラーを合わせるのがコーデのポイントなので黒と茶系は持っていたいですね。
厳選!おすすめバッグブランド5選プラス1♪
~3万円
ポーター(PORTER)
ひと針入魂でお馴染み「吉田カバン」が多くの人が行き交う駅をコンセプトに送り出したブランド。
駅というバッグの集まる場所に、バッグに精通しているポーターとコミュニケーションを図る意図を持って命名されたブランド名です。
シンプルで飽きの来ないデザインと高いコストパフォーマンスで、入社したての若い世代もミドルエイジにも幅広い年代に支持されています。
トゥミ (TUMI)
ドラマ「俺のダンディズム」でも紹介された、世界でもっともビジネスマンに愛用されている定番中の定番ブランド!
防弾チョッキにも使用されるパリスティックナイロン製のバッグを発売し、爆発的人気を獲得。
その後革製品も発売しカジュアルにはナイロン、ビジネスシーンにはレザーバッグと使い分けている方も多いビジネスバッグを語るには欠かせないブランドです。
3万円~5万円
オロビアンコ (Orobianco)
レザーとナイロンのコンビのデザインと、イタリア国旗のリボンで有名なファクトリーブランド。
海外の一流ショップはもちろん、日本でも様々なセレクトショップが取り扱っている人気のブランドですね。
容量も大きくおしゃれなデザインで、街を歩いていると必ず見かけるほどの大人気のバッグです。
ビジネスシーンやキレカジスタイルにもピッタリ!おしゃれで使い勝手がいいバッグが欲しい人には最適なバッグです。
5万円~10万円
フェリージ (Felisi)
個人的には一番のお気に入りのブランド!そしてオロビアンコと並んで長く愛用しているイチオシのバッグがフェリージです。
革職人の手作りの重厚感とシンプルで高級感溢れるデザインと、私が愛用しているのは茶系ですが経年変化によって深みを増す上質なレザーも魅力です。
そして何よりも他の人とカブることが圧倒的に少ない!30代から本物の上質を知る入り口になる、そんな存在感のあるバッグです。
10万円~
ヴァレクストラ (Valexyra)
イタリアのエルメスと言われている高級レザーブランド!
1937年創業以来オペラ歌手のマリア・カラス、イランのファラフ・ディーバ女王やグレース・ケリー元モナコ王妃など有名人の愛用者も多く、イタリアでは高級レザーの代名詞と呼ばれています。
またバッグにブランドロゴが一切施されていないのもヴァレクストラの特徴で、これは同社の「ブランドをアピールするのはロゴではなく、細部までこだわり抜いたディテールである」というポリシーから来ています。
日本で販売され始めて年数が浅いのでまだ知名度はあまり高くはないですが、いずれはハイブランドの代表的バッグになることは間違いないと思います。
ダンディズムを極めたいミドルエイジのためのバッグ!それがヴァレクストラです。
別格
カミーユ・フォルネ (Camille Foumet)
誰もが認める最高級の品質を誇るレザーブランド!
世界3大時計メーカーのうち「パテック・フィリップ」と「オーデマ・ピゲ」がレザーストラップの制作を依頼していることで、カミーユ・フォルネのブランドとしての凄さが分かりますね。
時計のストラップメーカーとして名を馳せたブランドですが、バッグも当然ながら評判が良くヴァレクストラと同じように、ロゴが一切入っていないため一見してどこのブランドなのか判断出来ません。
これらのバッグはブランドをアピールしたい人には、はっきり言って向かないタイプですが本物の上質を楽しめる大人こそ持ちたいバッグと言えますね。
ただ財布でも最低10万円、バッグになるとクラッチバッグでも30万円の価格設定なので簡単に手が出ない高価な商品ばかり。
それでも金に糸目はつけん!とおっしゃる方はショップへ足を運んで吟味して下さい。いつかはたどり着きたい、持っていることがステータスになるようなブランドです。
バッグへのこだわりは女性だけのものではありません。そして眼鏡やバッグも洋服同様コーデによって変えるものだと思います。
ダンディズムはやせ我慢です。楽だからという考えよりバランスを考えてバッグをチョイスしましょう!