自分流儀のダンディズム♪

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繰り返し何度も観たドラマをランキング形式で振り返ってみる♪

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「繰り返し」シリーズ第3弾!

 

「映画」「小説」と来たら当然の流れと言うか、安易安直な発想と言うべきかやっぱりドラマでしょ?と毎回同じような理由で決定したわけであります。

 

昔と違って今はほとんどと言っていいほど、テレビを観ないのでドラマは比較的簡単に決まりましたね。

 

ここ数年で放映されたドラマは、どれもhuluやDVDで観たものばかりでリアルタイムではありませんが、やはり面白いドラマは時間がある時は何度も観てしまいますね。

 

それではまたまた行ってみましょう!

 

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10位 白夜行

 

2006年放映 山田孝之 綾瀬はるか主演。

 

原作は東野圭吾のミステリー長編小説。ドラマ放映時点でも55万部の 売上げがあったそうですが、第1回話放映後に売り上げが急激に伸び、100万部を超える大ベストセラー作品になりました。

 

初恋の少女を助けたいその一心で父親を殺してしまった少年、少年を庇おうと母親の命を奪った少女。

 

その後ふたりは別々の人生を歩んでいたが、不可解な事件が再びふたりを結びつけ・・・。

 

私にとっては山田孝之という役者さんを初めて知った作品で、このドラマを観てその演技力の確かさに驚嘆!いっぺんにファンになりましたね。

 

救いのない展開のドラマですが、心に残る良作でした。

 

 

 

9位 隠蔽捜査

 

2014年放映 杉本哲太 古田新太主演。

 

吉川英治文学新人賞、山本周五郎賞、日本推理作家協会賞をトリプル受賞した、今野敏のベストセラーのドラマ化。

 

警察庁のキャリア幹部の権力闘争と、現場で起きた事件とを絡ませた見応えのあるドラマでした。

 

堅物で信念を曲げない竜崎と、小学校の同級生で竜崎とは正反対の性格の伊丹。ふたりは同期で階級も同じ警視長というキャリアエリート。

 

このキャラクターのまったく違うふたりの絡みが面白く、杉本、古田おふたりのイメージともピッタリとハマってましたね。

 

竜崎はその頑固で融通が利かない性格から、事件を起こした息子を自首させ大森北署の署長へと左遷されますがそこでもまた様々な時間が。

 

左遷されて来たキャリア署長と署員の間にあった大きな溝が、日が経つにつれ竜崎の人間性に敬意を持って接していく・・・結構泣かせますよ!

 

 

 

8位 JIN-仁-

 

2009年放映 大沢たかお 中谷美紀 綾瀬はるか主演。

 

第15回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞した村上もとかの原作のドラマ化。

 

現代の医師が幕末にタイムスリップしたらどうなるか?を正面から描いたドラマ。タイムスリップものの特徴として、主人公が現代の技術を使うことによって歴史を変えてしまうのではないかという苦悩が描かれますね。

 

このドラマも死んだはずの人を助けたら、治るはずのない病気をなおしたら歴史はいったいどうなってしまうのか!その苦悩が余すところなく描かれています。

 

しかしそのあたりは脚本が優れていて、なるほど!そうなるのか!と違和感を感じることなく観る側は受け入れることが出来ます。

 

しかしこのドラマにはよく泣かされました。個人的には完結編も含めてこんなに泣かされたドラマも珍しいくらいで、毎回西川きよし師匠並に涙が流れました。

 

つい最近も改めて観ましたが、分かっていてもいつも同じところでグッと来るんですね。テーマ曲も素晴らしくまた観たくなるドラマです。

 

 

 

7位 無理な恋愛

 

2008年放映 堺正章 夏川結衣主演

 

「無理な恋ほど、したくなる」がキャッチコピーの大人の恋愛ドラマ。

 

元グループサウンズ「ザ・レインドロップス」のリードボーカルで、還暦を迎えたレコード会社の執行役員プロデューサーの立木正午。

 

そして女優をを目指して金沢から上京して来たが、再現ドラマしか仕事のない売れない女優長野楓(かえで)。

 

ひょんなことから出逢ったふたりですが、立木は楓にひとめ惚れ!青木さやか扮する秘書の祥子によると4年振りの恋、しかも当時よりかなり舞い上がってるご様子。

 

そこに楓の元カレ龍彦や立木の元妻とその家族、さらには若い頃立木の追っかけをしていて、今も立木の大ファンである楓の母親も絡んで恋の行方は?

 

元グループサウンズという役柄もあって、マチャアキにはピッタリの役どころでしたね。笑いの要素もたくさんあって最後はほのぼのとする。

 

ボーイ・ミーツ・ガールドラマの要素を壊すことなく、それでいて観終わった後強く印象に残る。

 

これは岡田惠和のオリジナル脚本の功績だと思います。原作ものもいいですが最近は映画やドラマもオリジナル脚本が少ない中、キラリと光る大人のドラマです。

 

 

 

6位 王様のレストラン

 

1995年放映 松本幸四郎 筒井道隆 山口智子主演

 

「一流のギャルソンはギャラも一流です」

 

この決めセリフのギャルソン千石が、父親の死で突然オーナーになった若者を助け、閑古鳥が鳴いているフレンチ・レストラン「ベル・エキップ」を一流のレストランへと変えるべく奮闘するコメディー。

 

個人的に三谷幸喜脚本のドラマではこの作品が最高傑作だと思いますね。主演の松本幸四郎はこの脚本を初めて読んだとき「これは歌舞伎の勧進帳だと思った」と語っています。

 

つまり筒井道隆扮する若きオーナーが義経で千石が弁慶、その関係を思い浮かべこれは面白い!と出演を快諾したそうです。

 

脇役の役者さんのたたみ掛けるようなセリフの連発に、静かなトーンで冷静に返す千石その微妙なアンバランスさが笑わせてくれるんですね。

 

いつ観てもの楽しめるドラマで、服部隆之作曲のサントラも名盤ですね。

 

 

 

5位 俺のダンディズム

 

2014年放映 滝藤賢一 石橋杏奈主演

 

冴えない中年サラリーマンの段田一郎が課長昇進をきっかけに、密かに気に入っている部下の宮本南がダンディーな人が好きと知り、ダンディーに変身しようと奮闘するコメディータッチのドラマ。

 

第1話の「時計」に始まって「万年筆」「靴」「手帳」「眼鏡」「鞄」「財布」「傘」「シャツとネクタイ」「スーツ」「下着」と次々にダンディーアイテムを扱う「マダムMの店」で購入する段田。

 

店主の美幸から製品の歴史から、ブランドまで様々なことを学ぶシーンは観ていて勉強になることも多かったですね。

 

そして最後にはロンドンはサヴィル・ロウの名店「ヘンリープール」のスーツに、「ターンブル&アッサー」のシャツ「ジョンロブ」の靴等々。

 

クラシコ・イタリアではなくダンディーの名の通り、イギリスのクラシックの王道スタイルを貫いたのはさすがでした。

 

これがドラマ初主演の滝藤賢一も今や売れっ子の役者さんですね。

 

 

 

4位 パパはニュースキャスター

 

1987年放映 田村正和 浅野温子主演。

 

独身主義のニュースキャスター鏡竜太郎、正義感溢れる彼の唯一の欠点それは酒!飲むと記憶を失いそばにいる女性を手当たり次第に口説きます。しかも口説くセリフは決まって同じ。

 

「そろそろ身を固めようと思っている。娘が出来たら名前は決めてある、愛情の愛とかいてめぐみ。愛に恵まれるように」

 

でも翌朝には覚えていないんですねこれが!そんなある日、同学年の3人の愛が竜太郎の前に現れます。しかも同じ文面の手紙と竜太郎の写真の入ったペンダントを首からさげて!

 

仕方なく同居するようになった竜太郎と3人の愛ですが周りにはもちろん秘密、やがて隣の松本家や恋人の米崎みゆきも巻き込んで・・・。

 

ニヒルで無口な役どころが多かった田村正和が、コメディー路線に変更したのは当時話題になりました。普通あり得ないようなシチュエーションの出会いを、面白いコメディーとして成り立たせる。

 

伴一彦のオリジナル脚本によって、まるでニール・サイモンの戯曲を観ているような上質なコメディーに仕上がっています。

 

姉妹編の「パパは年中苦労する」もオススメです!

 

 

 

3位 恋のバカンス

 

1997年放映 明石家さんま 鈴木杏樹 生瀬勝久主演

 

もうこれは明石家さんまのためのドラマと言ってもいいほど、さんまカラー全開の恋愛コメディーですね。

 

複数の女性と同時に付き合っている黛勘九郎が、BARで知り合った中村晶という女性と酔ってホテルへ。晶は逃げ帰りますが勘九郎が後輩の太一についた嘘から思わぬ騒動へ!

 

なんと晶は同じ会社の秘書課に勤務、しかも常務お気に入りの秘書。ふたりは結婚するという噂が社内に流れ引けなくなった勘九郎は・・・。

 

もうストーリーよりも勘九郎を観ているだけで楽しめるドラマですね。事実さんまは過去に出演したドラマでこの作品が一番好きだと言っています。

 

とにかく理屈抜きで楽しんで貰いたい、そんなドラマですね。

 

 

 

2位 傷だらけの天使

 

1974年放映 萩原健一 水谷豊主演

 

今ではショーケン伝説のドラマとして有名ですね。朝起きてコンビーフやトマトなど朝食を食べるシーンをワンカットで撮った衝撃的なタイトルバック。

 

タケオ・キクチデザインのBIGIの洋服。井上堯之バンドのテーマ曲すべてが話題になったドラマですね。

 

探偵事務所の雇われ探偵ショーケン扮する木暮修と、水谷豊扮するその弟分乾亨(いぬいあきら)が毎回様々な事件に巻き込まれて行くストーリー。

 

ショーケンの魅力が堪能出来ドラマであることはもちろん、あまり話題になっていないのですが凄いのがそのスタッフ!

 

監督が「仁義なき戦い」の深作欣二に「横浜BJブルース」の工藤栄一、「伊豆の踊り子」の恩地日出夫や「青春の蹉跌」の神代辰巳などそれぞれが名作を撮った巨匠揃い。

 

メインの脚本が「太陽にほえろ!」始め複数の大河ドラマそして数々の名作を手掛けた市川森一、そして「時間ですよ」や「西遊記」の柴英三郎に「金妻シリーズ」の鎌田敏夫など。

 

おまけにカメラマンが「姿三四郎」や「用心棒」を始めとして黒澤明監督作品や、高倉健主演降旗康男監督コンビの作や数多くの名作を撮ったカメラマンで、監督としても「剱岳 点の記」で日本アカデミー賞監督賞を受賞した木村大作。

 

よくもまぁとビックリのスタッフですね。しかしこのドラマはやっぱりショーケンのカッコよさがあってこそ!

 

若い世代に是非観て欲しいドラマですね。ちなみに水谷豊扮する亨のリーゼントスタイルの髪型は、ショーケンのアイデアで撮影前スタジオで会った矢沢永吉、ジョニー大倉のキャロルからヒントを得たそうです。

 

 

 

1位 淋しいのはお前だけじゃない

 

1982年放映 西田敏行 泉ピン子 木の実ナナ 梅沢富美男主演。

 

これも脚本は市川森一、彼はこの作品で第1回向田邦子賞、テレビ大賞ギャラクシー賞を受賞。

 

当時世間を賑わせていたサラ金問題を正面から描き、梅沢富美男始め大衆演劇を一躍メジャーに押し上げた名作ドラマ。

 

西田敏行が演じたのは容赦ない取り立てで業界で評価の高い「パラダイスローンズ」の経営者の沼田。

 

そこへ親会社の「ローンズランド」の影のオーナーで、広域暴力団の大幹部国分から旅役者を駆け落ちした愛人へ慰謝料の取り立てを依頼されます。

 

ところがその愛人の母親は 、沼田が子供の頃生まれ故郷の福島の寒村にやって来た旅役者一座の座長。

 

母親のいない沼田に暖かく接してくれ、「ハーシー」のチョコレートを貰ったことを覚えていた沼田は、その恩義から彼らを助けようとします。しかしそれが国分の露見し2000万の慰謝料の連帯保証人にされてしまいます。

 

困った3人は「パラダイスローンズ」の焦げ付き客を集めて一座を結成しますが・・・。

 

このドラマの前作で市川森一脚本西田敏行、木の実ナナ主演の「港町純情シネマ」もいい作品でしたが、このドラマには及ばないですね。

 

もう何度観たか分からないくらいで、劇中の一座の芝居のセリフまで覚えてしまいましたが今観ても感動しますね。

 

ある男の再生物語として男女の絆の物語として、仲間との友情物語としていろんな要素が詰まった不朽の名作です!

 

 

 

映画や小説ドラマに限らず音楽や絵画に陶芸作品など、胸の奥を揺さぶられるものに出会うと心が豊かになったような気がしますね。

 

さて次のテーマは何にするかな?

 

 

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