有酸素運動だけを続けると太りやすい体質になる!
のっけから「えっ?ほんと?」と思われたでしょうね。でもワークアウトをしている人たちにとっては基本のキ、今では常識です。
ひと昔前は有酸素運動はやり始めて20分過ぎてから、脂肪が燃焼されるので最低でも25分は続けましょうと言われていましたね。
しかし最近の研究では10分のウォーキングを3回行っても、同じ効果が得られることが判明しています。
ダイエットしようと食事制限をしてウォーキングを日課にしている方も多いようですが、それだけでは痩せるどころか逆に太りやすい体質になってしまいます。
太りやすい体質になるメカニズムとは?
人間の体は運動の種類によって、徐々に環境に合わせその運動に適した体になります。と言うことは長時間の有酸素運動を続けていると、車で言えば燃費のいい体になります。
つまり少ないエネルギーで長時間有酸素運動を続けられる体、カロリーを消費しにくい体になるわけです。
有酸素運動だけを続けるとその環境しか体に与えていないわけですから耐性がつき、代謝が悪くなり太りやすい体質になります。
とは言え有酸素運動は効果的に使えば脂肪を燃焼させることは出来ますが、それには脂肪だけを使うように正しいやり方が必要になります。
それではリバウンドしにくく、脂肪だけを使うように体にアクションを起こすための注意点とは?
有酸素運動は必ず筋トレと並行して行うこと!
ジムなどでよくウォーキング・マシンやプールなど、有酸素運動だけで帰ってしまう方を見掛けますが、これでは筋肉を減らし燃費の良いカロリーを消費しにくい体を作っているようなものでこれは絶対にNGです。
有酸素運動だけを行っていると、脂肪といっしょに筋肉も落ちてしまいます。筋肉の量が減るのは実は老化現象のひとつなんですね。
筋肉が小さくなると体がたるんでハリがなくなるので、若さを保つには筋肉を小さくしないことが重要になります。
まず正しい姿勢で筋トレをして筋肉に刺激を与えることによって、有酸素運動はより効果的になるわけですね。
筋トレと言ってもボディービルダーのようなハードなトレーニングは必要ありません。器具もダンベルがあれば充分です。胸、背中、大腿筋に刺激を与える程度、最低限筋肉の量を減らさないくらいのトレーニングでOKです。
ダイエットをしてリバウンドを繰り返している方は、ほとんどが食事制限と有酸素運動だけしかしていない方が多いですね。
時間を掛けて努力をしても方向を間違えると効果は得られません。体を変えるために努力をしているのですから正しい方法で結果を出しましょう!
心拍数は上げないこと!
これは初心者が犯しがちなミスですが、息が上がるようなスピードのジョギングを続けていると脂肪燃焼効果も上がると信じて、ひたすら走るのは完全に逆効果です。
心拍数が上がり肩で息をするような運動は、脂肪燃焼効果が追いつかず筋肉を破壊しながら走っているということですね。
脂肪燃焼が追いつかないと筋肉の中のグリコーゲンを使うので、筋肉を小さくする働きが大きくなりますます脂肪を燃焼出来なくなります。
ウォーキングやジョギングは心拍数を上げないこと!これを意識して下さい。
有酸素運動は1時間以上行わないこと!
毎日1時間以上ウォーキングをしている方は、必ず1時間以内に抑える必要があります。出来れば朝夕30分ずつ2回に分けるのが理想的ですね。
長時間ウォーキングを続けると筋肉を分解してエネルギーを得ている状態になります。これは「カタボリック」と言いダイエットや肉体改造に取って一番の大敵です。
筋肉が減って脂肪だけが体に残ってしまうという最悪の結果になるので要注意です。
まとめ!
まだまだ有酸素運動だけで痩せると勘違いされている方も多いようですが、そもそも有酸素運動は運動の特性として低燃費の体が求められます。
低燃費の生活をしていると代謝が悪くなり、カロリーを消費しにくい太りやすく筋肉が小さくなり老化を促進することになります。
ダイエットや肉体改造においては正しいワークアウト食事内容が重要で、余裕があれば有酸素運動も取り入れるくらいの考え方で充分です。
努力が無駄にならないよう、ゴールとは逆の方向に走らないように正しいやり方で頑張りましょう!