私が一番映画をよく観たのは10代後半から20代にかけて。
その頃は名画座がいくつかあり、2本立てや3本立てで安く観られたこともあり、年間150本くらいは観ていたと思います。
洋画邦画問わずに、まだ自分が生まれる前の古い名画や、MGMのミュージカルを知ったのもこの頃で。
古い映画ファンと話すと「君は年をごまかしてへんか?」とよく言われたものでした。
前回の記事は日本の女優さんでしたが、今回は今も印象に残る若いころ美しすぎる女優さん海外編です。
オリビア・ハッセー
ゼフィレッリ監督の「ロミオとジュリエット」を兄と一緒に観たのが、確か小学校3年生の頃。
その切ないストーリーはもちろんですが、それよりもオリビア・ハッセーの美しさに子供ながら目を奪われたことを、今でもハッキリと覚えています。
その後女優さんとしては大成したとは言えないですが、日本では布施明さんとの結婚で話題になりましたね。
初めてファンになった外国の女優さんで、今も印象深い方です。
シド・チャリシー
数多くのMGMミュージカルで、フレッド・アステアやジーン・ケリーの相手役を務めたのがシド・チャリシー。
彼女を最初に知ったのはジーン・ケリーの「雨に唄えば」、そしてアステアと共演の「バンドワゴン」「絹の靴下」「いつも上天気」など。
171cmの長身で手足が長く、スタイル抜群でそのダンスはMGMでもエレガントさでは群を抜いていましたね。
また当時その足に500万ドル(!)の保険を掛けたことでも有名で、アステアが自伝の中で激賞するほど素晴らしいミュージカル女優でした。
ゴールディ・ホーン
今ならキャメロン・ディアス、90年代はメグ・ライアン。
そして80年代を代表するコメディエンヌだったのがゴールディ・ホーン。
私が最初に観たのがウォーレン・ベイティの「シャンプー」。
そしてチェビーチェイスと共演の「ファール・プレイ」とアメリカ映画お得意のコメディー路線で活躍した女優さんですね。
しかし「サボテンの花」でアカデミー助演女優賞を受賞しているように、演技力も確かなものだったようですね。
日本で言えば若き日の加賀まりこさんのような、コケティッシュな魅力をもった女優さんでした。
グレース・ケリー
美しいと言えば必ず名前が上がるのがグレース・ケリーですね。
「クール・ビューティー」という言葉は、彼女の気品溢れた美しさから生まれた言葉だと言われています。
グレース・ケリーと言えば、私はやはりヒッチコック作品が印象深いですね。
「裏窓」「ダイヤルMを廻せ」「泥棒成金」どれも傑作でした。
そして何と言ってもモナコ大公レーニエ3世との結婚で、モナコ公妃となったことは当時ビッグニュースだったそうです。
自動車事故でお亡くなりになったは残念でしたね。世界中のファンが悲しみました。
カトリーヌ・ドヌーブ
フランスを代表する美人女優ですね。「シェルブールの雨傘」や「昼顔」などが代表作ですが。
オマー・シャリフとの共演した「うたかたの恋」を観たときは、なんと美しい!と思ったことをよく覚えています。
日本では「ブルボン」のCMに出演されていましたね。
ナタリー・ウッド
「恋人たちの予感」でメグ・ライアンを初めて見たとき「ナタリー・ウッドに似てる!」と思ったのを覚えていますが、
アメリカ人に好まれるタイプなんでしょうね。
私の大嫌いなミュージカル(笑)「ウエストサイド物語」のヒロイン役で有名な女優さんですね。
ジェームス・ディーンとの「理由なき反抗」が彼女を知った最初の作品ですが、ジョン・フォードの「捜索者」や「若草物語」も印象的でしたね。
43歳で水死されましたが、事故か殺人なのか話題になりました。
悲しい事件でしたね。
オードリー・ヘップバーン
トリを取るのはこの人しかいませんね!
ウィリアム・ワイラー監督が「ローマの休日」のアン王女役のスクリーンテストでオードリーをひと目見て「この娘だ!」と叫んだのは有名なエピソードですが。
私は今でもオードリーを一番美しく撮ったのは「麗しのサブリナ」と「昼下りの情事」のビリー・ワイルダー監督だと思っています。
両作品ともいわゆるロマンチックコメディーですが、「可憐」という言葉がピッタリの、彼女の魅力を最大限に引き出した作品だと思います。
最近では孫娘のエマ・ファーラーがオードリーにそっくりの、美しさだと話題になりました。
いつまでも輝きを失わない永遠の女優ですね!
海外の美人女優なのにM.MもB.Bも出て来ないのはけしからん!
そんな意見もおありでしょうが、今回も前回同様あくまでも極私的に選んでみたので、ご了承下さい!