家族で楽しむ!観て損はないちょっと昔のオススメ映画5作品♪
お子さんをお持ちのご家庭では、夏休みに入ると一緒に過ごす時間が増えて来ると思います。
そんなとき家族で揃って楽しめる映画を観るのも大切なコミュニケーションのひとつですね。
そこで子供だけではなく、大人も楽しめる観て絶対に損はない。そんな作品をチョイスしてみました!
中でも私のイチ押しは・・・。
「がんばれ!ベアーズ」♪
1976年に公開された少年野球映画の傑作ですが、野球に興味がない方でも充分楽しめる作品です。
物語はかつてマイナーリーグの投手で、今はアル中のプール清掃人バターメイカーが、少年野球チーム「ベアーズ」の監督を引き受けるところから始まります。
ところがこのベアーズはリーグのお荷物と言われる超弱小チーム。そして金のために監督を引き受けたバターメイカーも、当然やる気はなく監督としての初試合のヤンキース戦では、なんと!初回に26点取られ試合放棄!
そして試合後「リーグの恥だから脱退しろ」と相手チームの監督に罵倒されたバターメイカーは俄然発奮します。
別れた恋人の娘で幼い頃野球を教えたアマンダをエースとして、そして町一番の不良ですが野球のセンスは抜群のケリーを4番打者としてスカウト。
熱血指導でチームは見違えるほど強くなり、リーグ戦を勝ち抜きいよいよ因縁のヤンキースとの対決にのぞみます。
大笑いして最後に感動するアメリカ映画お得意の「ハートウォーミング・コメディー」ですが、凡百の作品と違いこの作品の特徴は、落ちこぼれの少年たちの成長譚でありながら、バターメイカーというひとりの男の再生物語でもあるところです。
プライドを賭けたラストのヤンキース戦。勝負所でバターメイカーはチームで一番ヘタクソな選手を出場させます。
「自分がこの試合に出てもいいの?」と聞く少年にバターメイカーはひと言。
「ベンチを暖めるために野球をやってるんじゃないだろう?」
バターメイカー役はアカデミー賞受賞の名優ウォルター・マッソー。そしてアマンダにはこちらもアカデミー賞を受賞し、当時天才子役と言われたテイタム・オニール。
その後シリーズ化され第三作の「がんばれ!ベアーズ日本遠征」では、若山富三郎さんやアントニオ猪木さんも出演されています。
大人も子供も観た人の心にいつまでも残る名作です!
The Bad News Bears (1976) - Trailer - YouTube
「ビッグ」♪
12歳の少年がある朝突然30際の大人に変身!
身重が足りなくてジェットコースターに乗れなかった12歳の少年ジョッシは、何でも願いを叶えてくれる不思議な機械「ゾルダー」に25セントを入れ「大人になりたい」と願います。
そして翌朝突然大人になったジョッシュ、家族も自分がジョッシュであることを信用してくれず途方に暮れますが、唯一自分を信じてくれた親友の手助けでゾルダーが見つかるまで、ニュヨークにやって来ます。
おもちゃ会社に就職したジョッシュは、子供の発想で次々とヒット商品を開発し社長に気に入られ重役にまで出世します。
そしてキャリアウーマンのスーザンは次第にジョッシュのピュアな心に惹かれ・・・。
こういう「ファンタジーコメディー」はトム・ハンクスの当たり役と言うか、この作品はトム・ハンクスなしには成り立たないと言ってもいいと思います。
元々童顔であることに加え、心は子供だが体は大人という「名探偵コナン」とはまったく逆のシチュエーションを見事に演じています。
よく女性が「少年の心を持った男性は素敵」だと言いますが、何となく分かるようなそうでないような(笑)
とにかく観終わったあと心が暖かくなる作品です!
「雨に唄えば」♪
家族で楽しめるミュージカル映画は「サウンド・オブ・ミュージック」や「メリー・ポピンズ」「オズの魔法使い」など綺羅星のごとく名作がありますが、やはりミュージカルといえばMGM!
ストーリーが単純で分かりやすく、大人も子供も揃って楽しめる。
そんな映画ならこの作品しかない!と自信を持ってオススメ出来る傑作ミュージカルです。
もう理屈抜きでおおいに笑って、そのダンスシーンの素晴らしさに拍手喝采を贈りたい永遠の名作、それが「雨に唄えば」ですね!
Good morning original version - YouTube
「ダウンタウン物語」♪
1976年公開のイギリス映画でこれぞ隠れた名作と呼べる楽しい映画です。
物語は禁酒法時代のニュヨーク、対立するふたつのギャング組織のボス、ファット・サムとダンディー・ダンの抗争を描いた作品・・・と言えば「ゴッド・ファーザー」や「コットン・クラブ」のような映画か想像されますが。
演じているのはすべて子供!そして武器は「パイ投げ」!
マシンガンから飛び出す弾丸も当然のことながらパイです(笑)
ミュージカル仕立ての映画ですが、子供が演じているからと馬鹿には出来ません。当時の最先端ファッションに身を包み「スピーク・イージー」と言われたもぐり酒場のセットも、完璧に再現されていて。
それを演じる子供たちとのギャップがこの映画の重要な魅力と言ってもいいと思います。
そしてこの作品に華を添えているのが、当時14歳だったジョディ・フォスターの妖艶さと、ポール・ウィリアムスの素晴らしい音楽です。
お洒落で楽しいイギリス映画の傑作!文句なしにオススメです!
Bugsy Malone - You Give A Little Love - YouTube
「燃えよドラゴン」♪
カンフー映画ならジャッキー・チェンの作品や「ベスト・キッド」などが、家族で楽しめる作品に挙がりそうですが・・・ここではやはりヒネリを入れます(笑)
この映画を観たのは私がまだ中学生でしたが、その衝撃は今でもハッキリと覚えています。
ピストルもナイフも使わず(主人公が上陸する島は武器は持ち込めないという設定でしたが)
修行した武術と鍛え上げた己の肉体のみで闘う、アクションの域を超えた超人的な、技の数々に目を瞠るものがありました。
これまでに何本の映画を観たのか分からないほど、多くの作品に触れて来ましたが「フレッド・アステアのタップダンスシーン」。
「ベン・ハーの4頭立ての戦車競走」そして「ブルース・リーのアクション」が、映画で衝撃を受けたシーンのベスト3だと言ってもいいと思います。
ジャッキー・チェンの京劇的なコミカルなアクションに慣れた子供たちに、ブルース・リーのアクションは新鮮に映るのではないでしょうか?
そしてこの映画を観るとき子供たちには是非ひと言。
「考えるな!感じるんだ!」
今回はあえてオーソドックス作品より、少しマニアックな作品をチョイスしてみましたが、どれも家族揃って楽しめる作品だと自信を持ってオススメです!