私は何か事をを始めるとき、いつも心に浮かぶ座右の銘とも言うべき言葉があります。
「泣こかい 飛ぼかい 泣こよっかひっ翔べ」
元々は薩摩の子供たちが、高いところから飛び降りる時飛ぼうかどうか考えて、恐いと泣くまえに思い切って飛んでしまえ!
そんな使われ方をしていたそうです。
それが長じて「考える前に行動しろ」という意味になったんですね。
作家で歴史家の加来耕三氏は「他藩では学問が出来るとか、剣術が強いことが偉いとされるが、薩摩では勇気のある人間が一番偉いとされる、その教育制度が薩摩の士風を生んだ」と述べています。
またボクシングの元世界チャンピオンである輪島功一さんは。
「練習で一番大切なものは根性だが、試合で大切なものは勇気だ」とコメントされています。
ゴルフにも「ネバーアップ ネバーイン」という言葉あり、これはどんなに上手く打ったパットでも届かなければ絶対に入ることはないという意味です。
勇気を持って一歩を踏み出すことは、決して簡単なことではありません。
リスクを背負うことに対する不安が、人を躊躇させてしまうことは否定出来るものではありません。
しかし「出来るか、出来ないか」よりも「やるか、やらないか」今回私が新たな試みを始めるにあたって、考えたのはその点でした。
「泣こかい 飛ぼかい 泣こかい 飛ぼかい・・・」
もちろんそう考えていつも上手く行った訳ではありません。何度も大怪我をして来ましたが懲りない奴なんですね。
そして懲りない奴が出す結論はいつも同じです。
「泣こよっかひっ翔べ!」