普段ビジネスシーンでスーツを着用されている方も、それなりのスーツ歴を持っておられる訳ですが。スーツを仕事着感覚で着ていませんか?
「ここ何年かスーツは買い替えてないな」という方もおられるでしょうが、スーツも時代によって細かいディテールに違いが出ています。
スーツをきちんと着こなすと周りの目は確実に変わって来ますよ。買い替えてない方はもう一度今着ているスーツを見直して思い切って新調してみては?
その際どのようなところをチェックすればいいのか改めておさらいを!
ビジネスシーンでのスーツの基本
ビジネス・シーンでの基本はネイビーかグレー。茶系はあくまでプライベート用なので決して着用しないこと!
ジャケットのポケットは飾りだと考え何も入れないのが基本です。胸ポケットはチーフ入れだと心得え間違ってもペンなど入れないように。
バッグとベルトそして靴は同じカラーで合わせましょう。そして一番大切なポイントはジャストサイズ!
ジャストサイズのスーツは、それだけで着こなしをアップさせてくれます。反対にどんな高級なスーツもサイズが合っていないと野暮ったく見えるので注意して慎重にチェックを。
購入時のポイントのおさらい
肩が合っているか。
これは服を選ぶ上での、基本中の基本ですね。パットの位置に注意して、左右のズレがなく腕の曲げ伸ばしで、不自然なシワが寄らないものを!
全体のラインをチェック
出来るだけ自分の体にフィットするようなラインを!胸は手の平が入るくらい、お腹周りは軽く握った拳が入る程度。着丈は気をつけの姿勢で、指を曲げて掴めるくらいをチョイスして下さい!
ショップの店員さんはやや大きめを薦める傾向があるので、ほんの少しタイトなラインを選びましょう。
袖の長さは合っているか
パンツの裾は長すぎるとこれも野暮ったいので気持ち短めに、合わせる時は必ず靴を履くことを忘れないように。
そしてもうひとつ大事なポイントは靴!
靴によってイメージはガラリと変わります。普段より靴のグレードをアップさせるだけで、着こなしも確実にアップするので気をつけたいですね。
実際のスーツの購入ですが、5~7万円くらいのスーツは有名ブランドでも、かなり質の悪いものが多いので注意して下さい。ある有名ブランドなど縫製が雑なのはよく知られているところです。
生地や縫製も良くコストパフォーマンスに優れ、ビジネスやオフにも活用出来るオススメブランドは!
☆3万円~5万円 スーツカンパニー
青山商事の別ブランドですが縫製も良く、イタリア製生地のセレクトショップで10万円くらいのものが、半値以下で買えるのがありがたいです。
20代のビジネスマンにはおすすめのブランドです。
ザ・スーツカンパニー公式通販|THE SUIT COMPANY ONLINE SHOP
☆5万円~ トゥモローランド・ブルーワーク
私も大好きな年代を問わず人気のセレクトショップ、トゥモローランドが新しく誕生させたコレクション!
この価格が実現出来たのは日本有数の生地メーカーと、共同開発したオリジナル生地を採用したためです。
お腹周りの気になるミドルエイジも無理なくフィッティング出来るサイズ設定になっていて、細部のお直しも出来るように生地を余分に取っています。
このクオリティーでこの価格!これれは絶対にオススメです!
「TOMORROWLAND」の最新スーツコレクション「トゥモローランド ブルー ワーク」がデビュー。|NEWS(ニュース)|HOUYHNHNM(フイナム)
☆10万円~20万円 イギリス ヘンリープール
ご存知1806年創業、ロンドンのサヴィルロウ最古のテーラー!
ナポレオン3世やウインストン・チャーチル英元首相、日本では昭和天皇や吉田茂、白洲次郎に愛された「究極のクラシック」!
一度はその歴史の重み、そして着心地の素晴らしさを味わうべきブランドです。
☆10万円~20万円 イタリア フランコ・プリンツィバァリー
イタリアの仕立て業界でもっとも権威のある「金のはさみ賞」の選考責任者で、世界屈指のサルトリア(仕立て屋)と言われているフランコ・プリンツィバァリー!
プロのアスリートの顧客も多く「スーツがもっとも美しく見えるシルエット」だと言われています。
何と言っても特徴は超高級スーツにも引けを取らないその肌触り!ミドルエイジにおすすめのブランドです。
ABOUT | FRANCO PRINZIVALLI - フランコ・プリンツィバァリー
☆20万円~30万円 チェスター・バリー
1935年創業サヴィル・ロウの老舗のひとつで、ブランドコンセプトは「最高素材を使った最高水準の既製服」!
襟や袖など15部門に熟練の専門家を置き、全体の8割以上を手作業で作られていてイギリスでは「着るロールス・ロイス」言われています。
ヘンリー・プールと並んでブリティッシュトラディショナルの王道と呼べるスーツですね。
☆30万円~ エルメネジルド・ゼニア
世界中のエグゼクティブから愛されている、イタリア最高峰ブランドのひとつ。
生地メーカーとしてスタートしたゼニアは、その品質の良さから高級ブランドの30%がゼニアの生地を使っていると言われています。
特徴は「ミラノライン」と呼ばれるシェイプされた細身で洗練されたシルエット。そのスタイルと上質な生地が高価格でも売れ続ける理由ですね。
https://www.zegna.jp/jp-ja/home.html
☆50万円~ ブリオーニ
ナポリのキートンと並んでクラシコ・イタリアを代表するブランドのローマのブリオーニ!
もう誰もが認める最上級のスーツですね。キートンがナポリの特徴であるふわりとした柔らかさがあるのに対し、ブリオーニは着心地は軽く柔らかいですが、高いボタンホールなど全体的に格調高い仕上がりになっています。
どちらが良いかは好みの問題ですが、個人的には「どんな体型の人でも着るだけで似合う」と言われる、イギリスのクラシックのようなシルエットのブリオーニを推したいですね。
ちなみに映画「007」でダニエル・クレイグが着用したのがブリオーニのスーツでした。ここはやはりヘンリー・プールにして欲しかったですか(笑)
Brioni | ブリオーニ公式オンラインストア&エクスペリエンス
スーツはシンプルなデザインだけに、着こなしがいいとそれだけでデキる男に見えます。女性が「スーツを着こなしていたら魅力が3割り増しになる」という言葉も耳にしますね。
若い世代からミドルエイジまで年齢なりのたしなみがありますが、着こなしのポイントをきちんとおさえて「あえて主張しすぎない」そんな艶を演出したいですね。